幼なじみの准が人魚を拾ったというので見に行った。

浴槽に張られた水に体を浸している彼女の下半身には人間のような足はなく、想像通りウロコに被われた魚の尾に似たものがあったから、間違いなく彼女は人魚だった。

腰までありそうな長い髪は少し青みがかった黒色をしていて、彼女の白い肌を僅かながら隠していた。
整った顔と、程良い大きさの胸。
彼女は何も身につけていない。