------ガチャッ


「馨起きてr……あっ…」

『………きゃぁぁあ!!!』


ドアが開いたかと思うと
そこに立っていたのは葵さんだった

自分の格好が恥ずかしくて
布団を頭から被る


「俺邪魔しちゃった??」


「兄貴……」


「無言の怒りかよ!!!」



明らかに不機嫌な馨をみてなぜか
笑みがこぼれた私だった




たくさんの気持ちと


たくさんの経験をえて


私は少し大人になった


幸せで幸せで
自然と顔がにやけてしまうのは言うまでもない