「かっかおるどこ行くの?」
「お前なにいってんだよ!もちろん……
俺たちの部屋だろ??」
「……はい?」
今なんとおっしゃいましたか?
”俺たちの部屋”??
俺…たち!?!?
「……はぁぁぁぁ!?!?!?」
「翔がな〜部屋譲るから機嫌直せって」
あの野郎……
余計なこといいやがって(ブラック桃花)
翔に殺意を覚えながら私は馨に手を引かれていく。
「とっまぁ〜そうゆうわけで行くぞ!」
誰か〜〜助けて!!
みんなのほうを見て助けを求めるも
みんなしてスルーという悲しい展開へ…。
なんでみんな無視するの……!?!?
「やばっ!おい桃花ちょう綺麗だぞこの部屋!」
「あ…ほんとだぁ!!」
自分たちの部屋をみて感動する。
窓からは一面の海が見えて、
部屋も二人ではものたりないくらいの充分のスペース。
「今日は…楽しくなりそうだな?」
「うっ…うん」
不気味な笑いをする馨に
私は苦笑いで答えた。
「じゃあ浴衣に着替えるか?」
「じゃあ向こうむいてて」
その言葉に……
馨は尻尾をふる狼に変身してしまったのです…。


