「…」
涙さえ出ない…
ただ、私は情けなさから…崩れた……





気分転換として、散歩しに行った





ん?
なんか……
今更…
涙が出てきた…
「…っ…うぅ…グスっ…」

私馬鹿みたい…
情けない…


「?もしかして…」
なんか懐かしく、ドキドキした…

上を見上げると…
雅斗…

「!!!なんでいるの?」

「…そっちこそ」

「グスっ…私はさっき彼氏と別れてさぁ
気分転換に散歩…」

「悲しいの?」

悲しいんじゃない
情けないんだ…

「悲しい…のかな?
でも情けない寄り」

「なんで?今仕事帰りだから話なら聞くよ?でも外じゃあ寒いから…どっか入ろうか」

「…ん」