あたしの初彼

「やれやれ・・・
相澤くんも大変ねぇ」

梨子は呆れ気味で言った

たしかに・・・

そう思っていたら

相澤くんがこっちに

向かってくる

えっなんでぇ・・・

「ちょっと来てくれるかな?」

あたしが返事に
迷っていると

「あっ髪に
ゴミが付いてるよ」

っと言って耳に
顔を近づけてた

「こないとここで襲うぞ」

「ッッ」

ビックリしてあたしは

頷いてしまった

「じゃあ、行こうか」

廊下を相澤くんが

あたしの手を掴みながら
進んで行く

周りの女の子たちは

「キャー」「イヤー」

とか悲鳴をあげている