「俺らホントバカだなぁ~。」


「ヤダッ!彰と一緒にしないでよっ!」


「お前も相変らず素直じゃねーし?」


「…素直になったもん。」


「でもさ…今さら言っても仕方ないし。
今日からは、一緒に後悔しないようにいような?」


「…うん。
バカに付き合ってあげる。」


「ハィハィ…。」



そう言って彰が出したおっきな手を、私は迷わずギュッと握る。


いつも近くにあったのに、素直に飛び込めなかった彰の腕の中。


大好きだよ…


大好きだよ。


何回いっても足りないくらい。




2人の歩く道は先は


まだよく見えない


まだまだ、私達は始まったばかりだけど


彰とならずっと歩いて行けるって信じられる。


これから出会う沢山の試練も


これから増える幸せも


あったかい赤いハートのある彰とだから



楽しみになる




ずっと続く未来を信じて









‐おわり‐