彰の瞳を見て言おうとする度に、鼓動の速さが増していく。

きっと心から好きだから

こんなに

ドキドキするんだ。



「彰?
私は彰がいるから、ボタンいらないよ?
だって…だって…
私が彰の所に飛込んだ後は、ずっと一緒に居てくれるんでしょ?
私…彰と居たい。
彰が大好きです。

…もぅ少し待って貰わないとだけど、待っててくれますか?」



私の言葉を聞いた彰は、すぐに満面の笑顔になる。

そして私をガバッっと抱き締めた。



――――!!!!



私はびっくりして、声が出ない。



だってみんな見てるし!

恥ずかしいからっ!!



「俺が居ない後一年、愛果に手出す奴が居ない様にちゃんと見せ付けとかないとな♪
ヤベ~カナリ嬉しい…。
ありがとう愛果…。」



そう言って彰は私を更に、ぎゅうっと強く抱き締める。


し…彰~!!!!!
ムリムリムリムリ!




なんだか出会った頃を想いだす。

彰と出会ってからは、あっという間の2年間だった。


こんなに好きになれる人が出来るなんて

思ってなかったよ。



彰、ありがとう








でも…


でもね、彰…