だってこんなデカいよ!? なのに小さい!? 「もしかして、杏里ってお嬢様?」 私は眉間にシワをよせてきいた。 「お嬢様だなんてそんな…まぁ、一応うち川名財閥だけどね。」 「財閥!!?」 川名財閥…ざいぱつ… ざい… 「そんなことより、寮はいろ。部屋の鍵もってる?」 「あ…ウン。もってマス…」 私の頭は放心状態だった。 「じゃ、いこー。」