「いく…私、アメリカいくよ…」
にこっと笑ってお母さんにいった。
だって、これほど嬉しいことはない。やっと、やっと…
八木達から逃げられる。
「そう、よかった。」
お母さんもにっこりと笑った。
「じゃ、あと1ヶ月でいくからね。」
「は!!?」
「だって莉子、もうすぐ2月だよ?新学期に合わせていくには、3月にはいかないと…」
「ま、まじすか…」
これには、私もびっくり。
さすがに英会話が得意な私でも…
やばいよ…汗
「莉子の英語力なら大丈夫。何回か海外旅行いってるでしょ?」
いやいやいや、そういう問題じゃなくて…
あせってる暇もなく、私は必死に英語を勉強した。

