それから半年、突然お母さんがアメリカで仕事があるといった。
私はいつもの出張だと思い、わかった。といった。
でも違った。
「莉子、今回のは出張じゃないの。」
「え?」
私は聞き返した。
「2年間ぐらい、アメリカの大学で、研究したいの。教授から誘いがあってね。」
お母さんは眉を下げていった。
私は固まった。
お母さんは、大学で教授の下で働いている(研究している)。
結構すごいらしい。
「莉子1人を置いていくなんてできないし、一緒にアメリカいかない?」
突然、涙があふれた。
「り、莉子…嫌ならお母さん、キャンセルするから。」
お母さんは焦っていった。
「ううん。違うの。」
私は首をふっていった。

