なんでよ… 私、八木になんかした? ただ… 私はただ… 真北くんが好きだっただけ…… あ、そっか。 クラスの人気者の真北くんなんか好きになったから、いけないんだ。 こんなブスな私が真北くんをすきになんかなっちゃいけなかったんだ。 私はそれからずっと、屋上で泣いていた。 そんな私を、慰めてくれる親友なんて、いなかった。いや、いなくなってしまった。