「あ…………君さっきの?」 王子はにっこりしていった。 「はっ、はい。芳川莉子です…よろしくお願いします。」 「よ…しかわ…り…こ?」 王子はすごく驚いた表情をした。 「あ、はい?」 どうしたんだろう… 「いや、なんでもないよ。その…しり…あいとおんなじ名前だったからさ…」 「あ、そうなんですか。」 私はにっこりして王子をみた。 「お…僕は… あっ、そうだ、空港でぶつかったよね…?」