ある日イズは幼稚園を抜け出して毎日遊んでいた公園に行った。
そしてかくれんぼに使っていた土管みたいなのに入った。
その中に石で書いた読みにくい字が書いてあった。
でもその頃はまだ字が読めなくて宇宙人が書いたんだと本気で思ってた。
それから5年後。
イズが小学5年生の頃。
イズの家も転勤で引っ越すことになった。
引っ越す前の日にイズは聖ちゃんとの思い出の場所を回った。
幼稚園や聖ちゃんの家があった場所。
そして公園。
宇宙人なんてもう信じてなくて誰かが書いた字だって分かってた。
大きくなった体では土管に入るのが難しかった。
そこにあの日見たままのラクガキがあった。
読みにくい字で書いてあった言葉は
『いずみちゃんけっこんしよう』
だった。
『よ』と『う』なんか逆だったし『み』だって形が変だったけど。
聖ちゃんが書いたって信じたい。
『けっこんしよう』って書いてあったって信じたい。
そしてかくれんぼに使っていた土管みたいなのに入った。
その中に石で書いた読みにくい字が書いてあった。
でもその頃はまだ字が読めなくて宇宙人が書いたんだと本気で思ってた。
それから5年後。
イズが小学5年生の頃。
イズの家も転勤で引っ越すことになった。
引っ越す前の日にイズは聖ちゃんとの思い出の場所を回った。
幼稚園や聖ちゃんの家があった場所。
そして公園。
宇宙人なんてもう信じてなくて誰かが書いた字だって分かってた。
大きくなった体では土管に入るのが難しかった。
そこにあの日見たままのラクガキがあった。
読みにくい字で書いてあった言葉は
『いずみちゃんけっこんしよう』
だった。
『よ』と『う』なんか逆だったし『み』だって形が変だったけど。
聖ちゃんが書いたって信じたい。
『けっこんしよう』って書いてあったって信じたい。

