◇ 君は一度も微笑んではくれなかった。 ましてや私を助けてくれるなど あるわけがない。 「…」 恵は目を覚ます。いつもと変わらない朝。 小鳥が鳴き、空は快晴。 恵は別途から出て窓を開けた。 空が綺麗だと心が晴れる…なんて事、今の恵にとっては 考えられないものだった。 砂時計が怒っている―――…。