†君、男~Memory.. limit of grief~



「聞こえる…」


かすかだが、確かに聞こえる。
サーっと…何かが。


「       」


砂時計だ。


「ちょっどうしたの?」


突然立ち上がった恵。
ぐるっと回って音が何所から聞こえてきているのか調べる。
しかし何所にも砂時計はない。


これは自分の中だけで聞こえているものなのだ。