pinkの階段

『こんにちは~』

浩クン家に行く。


よくある事。


「あ、怜チャン。
 どぅぞ~。」

浩クンのママに挨拶をして
勝手に浩クンの部屋がある2階に向かう。


私達は大抵誰かの家に行く。

暖かい時は近くの公園とかだが
寒くなってからは家でゲームとかしてばかり。

それでも最近は男の子と女の子で
壁が出来初めていた。



『浩クン、ゲーム持ってきたよぉ』

浩クンの部屋に入る。


すでにゲームをしていた浩クン。

「ありがと。
 ちょっと待ってて、あと少し・・・。」

浩クンの隣に座って、ゲームをのぞく。


少しして浩クンが口を開いた。


「さっき、母さんに聞いてみたんだけど

 ホントだって・・・。」


“何が?”って聞かなくても判る。


『アタシも聞いた・・・。』