「殺せ、って」 するとアリスさんは低い声で言った。 「誰を殺せって言われている?」 声が言っているのは目の前の人と同じ名前。 私自身が手をかけようとしてしまったのだからこの人の事だろうということは推測できる。 「あ……、」 言葉に詰まると彼は小さくため息をついた。 「大丈夫だ、わかっている…俺にも、聞こえるからな。」 「え………、」