時は300X年、この時代、とある病がこの世を侵蝕しつつあった…
その病の名は゛赤腐感染性症候群゛(せきふかんせんせいしょうこうぐん)
これに感染し、まず現れる症状が高熱である。症状が悪化すると、体が徐々に赤くなっていくのだ。その部分はやがて腐り、最後には死に至るという恐ろしい奇病。それらの中でも最も危険なのは、゛末期゛をむかえた者だ。それらは我を忘れ、他の人間を襲い始める。それは、相手が死ぬまで続く。それらを葬るため、゛耐性者゛(たいせいしゃ)は存在する。それが私、蜂紅寺(はちくじ)ひさぎだ。
…が、近年、感染者が徐々に増加しつつある国がある。それが、この日本列島である。

-日本東北 青森
ズドドドドォン!