木陰に休んである広永先輩に タオルを渡した。 「サンキュー」 「お疲れ様ですっ」 「水分補給されますか?」 あたしは先輩に お茶の入ったボトルを渡した 「今日さ」 「はい?」 「一緒に帰らない?」 「あっはい!!!」 「渡したいものがあるんだ」 そう言って先輩は あたしの頭をなでて コートに戻って行った