真面目なあたしは悪MANに恋をする

お店のお客じゃなければ、全く相手にしないんだけどさ

俺にも売上がかかってるから…

「ねえ、カラオケ行きたい」

「じゃ、そこのフードコートでお茶ならいいよ。休憩中の10分くらいなら…」

「ええ…ま、仕事中だから仕方ないか」

「何時頃?」

「そうだねえ。3時ころかな」

「わかった!」

萌香は俺から離れると、店を出ていった

買わないのかよ!

ここまで来ておいて、何も買わずに店をでていくなんて…まあ、他の日にいろいろと買ってくれてるからいいけどさ

せっかく一人になれる時間を割いてるんだから、一つくらい買ってけよって思っちゃうよね

まあ、それは俺の感情だから、あの子たちには関係のないことだけどさ

本当に、面倒くさいよね

ああいうのってさ

やることをやって、さらに頑張ってるやつの話しなら面白いけど、やることもやらないで好きなことばっかりやっているヤツの話ってつまらないから

俺には合わないよね、ああいう子たちのテンションにさ