真面目なあたしは悪MANに恋をする

俺、俺以外の奴に茉莉を奪われたくないんだよね

もう…ケンのときみたいな辛い想いはしたくない

近くにいるのに、手を伸ばせない

自ら遠くにいって、そっと見つめているなんてもうこりごりなんだよね

「んじゃ、行くから」

「うん」

茉莉が布団から出ると、玄関で見送りをしてくれた

軽く手をあげて振ってくれる

俺も軽く手をあげると、茉莉のアパートを出た

俺さ

感情を表に出すのが、苦手だけど…茉莉と一緒に幸せになりたいと思ってるんだ

だから、俺を不安にさせないでよね

俺は一度、自分のアパートに行って着替えてから、コンビニのバイトに向かった

10代で、一人暮らしは厳しい

就職は難しいから、バイトの梯子で生活をつなげないと厳しいものがある

茉莉と一緒になりたいと考えるならば、バイトではなくどこかに就職をしなければいけないと思う

けど、生活のためにバイトをする

バイトに時間をかけすぎて、就職活動に時間を回せない

悪循環だよね

でもいつかは…就職をしなければいけない