真面目なあたしは悪MANに恋をする

『タイトル:昨日は楽しかったね』

『茉莉ちゃんって歌が上手なんだね。今度、二人きりで会えたらいいな』

会わせねえよ

誰が、こんなヤツに茉莉を……

携帯を閉じると、元の位置に戻した

何が『昨日は楽しかったね』だよ

うざっ。二人きりで会いたい? ふざけんなっつうの

俺が会わせねえよ

お前にみたいに下心満載な男に、誰が茉莉をやるかっつうんだよ

あー、苛つく

ふざけんなっ

俺より茉莉を愛してやれるやつなんていないんだよね

俺は欠伸をしてから、自分の服を着た

もう一眠りしたいところだけど、コンビニのバイトがあるから…無理なんだよね

布団から出ると、茉莉がごしごしと目を擦りながら、俺の背中に手を伸ばしてきた

「もう行くの?」

寂しそうな声をあげる茉莉に俺は振り返る

「うん。バイトがあるから」

「そっか」

俺は茉莉にほほ笑むと、首筋にキスをする

長く皮膚を吸い上げると、唇を離した

よしっ、キスマークができた

今日、一日くらい男避けくらいにはなるよね?