真面目なあたしは悪MANに恋をする

私は起き上がると、Tシャツに高校のときに使っていたハーフパンツを着ると、布団をかぶった

マサは全く動こうとしない

「ねえ」

「なに?」

「怒ってるでしょ?」

「別に」

「あっそ」

何よ、怒ってるなら、怒ってるって言えばいいのに!

不機嫌に背を向けて横になってるなら、帰ってよ

こっちが苛々する

どうしていいかわからないじゃない

気を使っちゃうでしょ

私もマサに背を向けた

お互いに背中を向けて、横になる

重苦しい空気の中で、気だるい身体に眠気を誘ってくる

夢と現実の狭間に、意識が落ちそうになると私は体の向きを変えて、マサに抱きついた

マサはくるっと身体を回転すると、強く私を抱きしめた

マサの腕が身体に食い込んできて、痛くて私はすっかり目が覚めてしまった

ぎゅうっと抱きしめたマサは、気持ち良さそうに寝息をたてて眠っていた

え? もう…寝ちゃったの?