真面目なあたしは悪MANに恋をする

ろくに身体も洗えずに、シャワーを出ると、そのまま布団の上でマサに抱かれた

マサの抱き方は嫌いじゃない

でも今日のは、あまり好きじゃない

気持ちがないっていうか…優しさが足りないっていうか

荒々しい抱き方が、私には嫌だった

そういうのも好きだって人はいるかもしれないけど、私は嫌だ

なんか抱かれてるのに、怒られてるような気分になる

気持ちよくなるはずの行為なのに、責められている気がして、気分が悪くなる

こんなの初めて

今までの人は、どんな抱かれ方をしても気分が悪くなるなんてなかったのに

マサには、イライラした気持ちで私を抱いて欲しくない

「マサ…やめてぇ」

上にいるマサに向かって、私は腕を掴むと首を振った

「え? どうして?」

マサがうっすらとにじむ額の汗を、手の甲で拭って私の顔を見た

意外そうな顔してい、私を見ている

「お願い…だから、こんなのは嫌だよ」

「あ…そう」

マサはむすっとした顔で、私から視線をそらすと身体を離した

「ちょ…怒った?」

「別に」

マサはごろんと裸のまま、布団に横になると私に背を向けた