真面目なあたしは悪MANに恋をする

目をつぶって、シャンプーをしていると、カシャっとカーテンレールの動く音がした

え? 何?

「俺も一緒に入る」

「は?」

私が泡だらけの顔で目を開けようとすると、ぎゅっと抱きしめられた

ナニ? なんで? え? 意味がわからないんだけど

マサが、首筋に吸いついているのがわかった

首を噛まれている

気持ちいいのか、痛いのか…よくわからない感覚だ

「ちょ…なんで?」

「別に」

別に…って、何か理由があるんじゃないの?

いつもは、出てくるのを待ってるくせに、なんで今日は入ってくるのよ

『一緒に入る?』って聞くと、『狭いから嫌だよね』って断るのに、なんで?

「マサ…狭いから嫌なんじゃないの?」

「狭いから、嫌いだよ」

「じゃあ、なんで?」

「別に」

それじゃ、わからないじゃない

どうして?

何で? こんなことをしているのよ