その時。
遠慮がちに開かれたドアの音。
そして…
「ふんふ~ん、ふんふん♪あふふんふ~ん♪」
とっても間抜けな鼻歌。
タン タタン★ タン タタン★
す……スキップですとぉぉぉ!!!???
「さ~あ、みんな!お腹がすいたかなぁ?いっぱいおみじゅ、あげまちょーねぇぇぇ♪」
ぞわぁぁぁ…
赤ちゃん言葉ッ!! 聞き覚えのある声だけに恐ろしかった。
そう、こんなベッドのある場所に居るのはあいつしか……
「エリザベスちゃんからおみじゅ……
!!!!!!!!!」
ばちっ。
カーテンを開けていたせいで、あたしと彼の目がしっかりと合ってしまった。
「あ……あの……。
なんか、スミマセン。あたし何も見てないですから、ごゆっくり…」
さぁぁぁ……
カーテンを閉めて、あたしはまた布団にもぐりこんだ。
はぁぁ。あの 柳瀬さんがねぇ……。
まぁ、趣味は人それぞれだから……
シャッ!
カーテンが開いた。
「おい、こら!
謝ってんじゃねぇよッ////!!!!」


