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「ん……」
眩しい…。
目を開けて、自分が今いる場所を見渡してみた。
白いカーテン…寝心地の良いベッド…。
眩しかったのはカーテンの隙間から洩れる光のせいだったのか…。
起き上がり、その布を引いてみた。
現れたのは見覚えのある作りをした窓で。その僅かなスペースに、幾つものサボテンが置いてある。
ん? よく見ると、一つ一つに小さなプレートが刺してあり
そこにはこれまた小さい字で何か書いて……
≪フローレンス≫
………?
何だ、これは。
隣には
≪ナターシャ≫
そして
≪クレア≫
などなど…。
間違いない。これは…!!!


