手を繋ぎながら、道を歩く。




「これからはさ、いっぱい出かけたりしようなッ」



「うん」



心なしか、大和の顔も赤く見える。



…それもそうだ。


前はかなりの年齢差が目に見えて、外を歩く時も手を繋ぐなんてなかったから。



今は、大和もすっかり大人になって。



制服を着ていなければ、あたしと同い年ぐらいには見えるもん。




ふ、と 頭によぎった質問。


ちょっと怖かったけど、思い切って聞いてみた。





「大和ぉ。あたしがオバサンになっても 好きでいてくれる?」





ピタリッ



な…何故止まるッ!?



いけない質問をしたのかとドキドキしていたあたしに、強烈なデコピンがッ!!!




「あいてッ!!!」