「…何で目を反らす？しょっちゅう見れるようなもんじゃないんだから、よ～～～く見ておけ！」
ちょッ!!バカか!!!
「大和！そのフェロモン、どうにかしなさいよ///！」
ほらっ！国枝君だって目のやり場に困ってるじゃないっ
「ｼｨｰ…。もう黙って。
それとも、その口
塞いで欲しいの…？」
綺麗な顔をあたしの顔に寄せて。
チュッ
「ぎゃぁああ！」
スグに離れ、ごしごしと口を拭う。
まただ。また国枝君の目の前でキスしやがって…!!!
「えー？ショックー」
「…ッバッカじゃないのっ!?人前で何やってんのよッ」
「…その台詞、そっくりそのままこいつに返していいかな？」
にっこり。
あああああーーーー!!!まずいッ！
一触即発って奴ですか―――???この頬笑みは死亡フラグーーー！？
「…まぁ、落ち着いてくんないかな。
ここへは謝罪に来たんだから」
ふぅぅ とため息をつく国枝君。
その、『僕は大人だから』的な発言は大和を挑発しているようにしか見えなかった。
