「あんたら、仲ええなぁ」



顔を寄せ合ってる様に見えたのか、お父様が呆けた顔でこちらを見てくる。


「まさか、好きあっとんのか?」



「はい!?」


ぶっ飛んだ事を仰ってくれる!!


「ええねんええねん!!隠さんでも、わてにはようけわかりますさかい。


ほか。んなら縁談も断らんとあかんなぁ!!」


HAHAHAHAHA…


高笑いしてるけどさっ



「…いいの?」


って、おいぃぃ!!否定しなさいよ!ひーてーいー!!!


「こないなベッピンさんなら、うちも鼻が高いわ」


縁談の事は


「お母さんに任しとき!」


……勝手に盛り上がってるけど



「あたし達は別にそういうんじゃ…」


仮に付き合ってたとして。先生と生徒の関係なのに反対もしないなんて!


必死で誤解を解こうとするも…


「あんたはん、しんきくさい事いつまでも言うてたらあかんへ!
こういうんは堂々とせな!」


任しときー



と、軽くあしらわれる。