まずいわ!!


あたしが皮肉を言ったってこと、バレてる??


それとも、さっきほっぺたにキスされたってこと、恨んでるのか!?



どちらにしても恐ろしい!!!



「な…何かしら…???」



すると、顔を赤らめながら


「あの…後で相談したい事があるんです…。お昼休みに伺ってもよろしいでしょうか…??」


と言ってくるではないかッ!!!



これよ…


これなのよッ!!!



これこそあたしが求めていた理想の教職っ!!!



「勿論よ!!お昼休みね?待ってるわ♪」



「はい…!!」



スキップしそうになる足を、出来るだけ地面に着くように抑えながら


速足で職員室に戻ったのだった。