何だか怖くなって、隣に居るかもしれない大和を訪ねる事にしたんだけど…。
チャイムを押しても誰も出てこない。
車もないし…。もしかしたら家族で出かけたのかも…?
電話してみようかな。
家に帰り、ケータイから大和の番号を探し出す。そして、数回のコールの後に電話に出たのは…
“ただいま、電話に出る事が……”
ブツッ。
留守番電話かよ…。忙しいのかな…。
真希……は、ナースだから土日も出勤してる可能性があるし
和樹も見習いとはいえ弁護士だし、忙しいだろうな…。
薫ちゃん……?
それこそ休みなんてあんまり取れないとこの間言っていた位だし。
…どうしよう…。
あたし、あの3人しか相談できる人居ないって たった今気付いた。
仕方ない。大和が帰ってくるまで家で大人しくして居よう。
うん、それがいい。
と思った その時だった。
ピンポーン……
だ……誰?
ピンポーン……
誰もいませんよー!!!
ピンポーン……ピンポーン…
ピンポン ピンポン ピンポン ピンポン…
ぎゃあーーーーー!!!!!
怖い!
怖すぎるっ!!!