「え・・・?」
裕太は鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしていた。
「な、何言ってんの?晃。」
「言った通りだ。“人間以外の物体”っていう意味だ。」
「“人間以外の物体”って・・・なにそれ。」
裕太は、呆れたように返したが晃には通用しなかった。
「バレバレだって。」
「・・・から・・・だって。」
裕太は蚊の鳴くような声で、何か言葉を発した。
「ん?」
「だから!俺は、人間だって!!」
「裕太、俺の言っている意味まだ分からないのか?」
「だから!「そうじゃなくて。」
裕太が再び「人間」という言葉を言う前に、晃が遮った。
「“魔物は魔物にしか気づかれない”って知らないのか?」
