「……はい?」


「さっき教えてもらったんだよ。どうやって女の子作ったのかってさ」


社長は満足そうな表情をしているけど……
教えてもらったって……あのイケメンくんに?


──あっ…だからあの時イケメンくん…あたしを見て笑ったんだ。

そっか、そういうこと。
なんだか頭がスッキリした気分。


「でも…あの子たち別に女の子作ろう…って始めから思ってたわけじゃないと思うけど…?」


「分かってるよ、そんなこと。だからオレは結果を聞いたんだ。どうやったのか…ってな?」


……なるほどね。


「でさ、その方法がオレにとって都合いんだよ」


ニヤリと笑う社長は、はなちゃんパパ直伝の方法とやらを、そっとあたしに耳打ちした。


「……え゛っ!?」


あたしが顔面蒼白してることなんて完全に無視で、社長は……


「じゃあさっそく♪」


「ふふん♪」とご機嫌に鼻歌なんか歌いながら、ゆっくりあたしの体に顔を埋める……



と思っていたら?!

「えっ…」

クルンとあたしの体を反転させる社長。


「ゆ…悠河?」


「この体勢がいいらしいんだ」


でも…この体勢は……
……て、抵抗が──


「……やだ」


「は?」


「あたしは普通がいい」

体を元の体勢に戻した。でも──

「光姫…諦めろよ?」


「…っ、い、イヤー!」


「往生際悪いんだよ」


「やっ…へ、ヘンタイ──!来ないでったらあああああ!!」



やっぱりあたしはいつだって……
社長の言いなり(涙)


★++++End++++★