夜明けを待って

「お話があります。


…検査結果です」


膝が笑いだした。


検査結果が良ければ、異常無しで帰される。

異常があるから、入院が長引いていたのかと。

だから今からその話をされる。

あたしの体のどこかが、おかしいんだ。


「そこに座ってください」


カンファレンスル-ムに通されて、レントゲン写真の前の椅子に腰掛けた。


パッと電気がついて、レントゲン写真が明るく照らしだされる。


「ここが須藤さんの胸、これが喉です。」


原田の説明は分かりやすくて、不安が煽られる。


「ここに須藤さんの…」

「先生」


あたしは原田の言葉を遮った。


「単刀直入におっしゃってください。腹はくくれています」


どうせ大した事じゃないだろう…そんな風に思っていたのも、また事実。


あたしは昔から長い説明は嫌いだから。


何でも結論から大事にしたいタイプだから。