夜明けを待って

化粧を終えて、台所に立つ。


身内からそっぽ向かれてはいるけど、朱里の夕飯を作る事だけは忘れた事がない。


何もしてやれないからこそ何か一つだけ、残してやる。


黙々と調理していると、外から子供の声が聞こえてくる。


もうすぐ朱里が帰ってくるみたいだ。