夜明けを待って

「そやな…ありがと。また電話するね」


達也との電話を切って、ベッドに腰かけて煙草を吸う。


優輝の片鱗が頭のあちこちをちらついて、涙が出そうになる。


『お前がママとか!!ありえんわ!!』


きっとそうやって優輝は笑うだろう。


でも…でもきっと、頑張ってみろって応援してくれる。


やらなきゃ何にも無いねんって、酒妬けしたあの声で…


そんな事を考えてたら、居てもたってもいられなくなって、携帯を掴む。


電話の相手は治子ママ。