夜明けを待って

それを理解してくれたのは紛れも無く今、あたしが生きてる花街で。


立ち並ぶスナックやキャバクラに最初こそ違和感を覚えたけれど…


昼間の世界よりもハッキリ色が出ていて。


迷う事なく競い合う、欲と嘘の街。


『ここが居場所だった』


着飾ったあたしの目には、もう昼間の人間の光は無かった。


あれからずっと、花街にいる。


そして今日、札がまわってきた。


“ママ”自分がそう呼ばれる日が、目の前まで来ている。