その後二人で入ったびっくりドンキーで、悠紀は大根おろしとしそが乗ったハンバーグを食べながら言った。
「やっぱりイジメってさ、いじめられる方にも問題があると思うんだよ。」
「まぁ事情はそれぞれ違うんだろうけどね。」
私は付け加えた。
「だってホント、あたしが中一の時の事思い出したら、あたしホント痛い子だったもん。思い出しただけで恥ずかしい。」
悠紀はぱくぱくとハンバーグを食べる。
「マリエだって、もともとあの子がわがままだったしね。」
私も悠紀に同調する。
「本人にわるいとこ指摘して治ったら苦労しないっちゅうの」
そんな感じの話をしながら私達はハンバーグで腹ごしらえをした。
その後、適当に街をぶらぶらした後、とくに何も買わず二人は別れた。