ブレイク

「俺の親父、その組織の一員だったんだ……。」

「まじかよ…。」

「ああ。
親父、もともと政府の仕事してたらしいんだけど、この国の政治に対してひどく不満持ってたらしくてな…。
それで、政府ともめたらしく、ユートピアに入ったんだ…。」

「その先は、だいたい想像つくだろ…?
政府の反逆者として、当然命を狙われる。
親父だけじゃなく、俺や母さんもな。

父さんは逃げ切れないって思ったんだろう…。

ある日、俺を山の中に置き去りにした…。

俺だけでも助かって欲しかったんだと思う。

政府もわざわざ俺みたいなガキ1人…俺その時7歳だったし…―探そうと労力は使わないだろう…。
そう思ったんだろ。

でも俺はそんな事知らなくて、捨てられたとばかり思ってたんだ。

…でも、父さんと母さんは殺された。」