ブレイク

シンは、立派な真っ黒なスーツを着ていた。

靴も上等そうな黒の靴。

それも革靴だ。

顔立ちはここにいた時から驚くほど端正な顔をしていたが、今は短い髪をきちんと根元から立たせてセットしているせいか、より際立って見えた。

「そうか?」

「まあ、とにかく入ってくれよ。」

「おう。
お邪魔しまーす!!」

シンが座ると、リンがコップに水を注いで持ってきた。

「ごめんなさい。
お水しかないですけど。」

「おー。
リンちゃんありがとう!
ちょうどノド渇いてたんだ。」

シンはそう言うと、リンからコップを受け取り、一気に飲み干した。

「あーっ!うまいっ!
生き返るっ!」

「お前、オヤジみたいだぞ。」

俺が言うと、りんもクスクスわらいながら俺の隣に座った。