だいすきな旦那様




「わりぃ。ちょっとこいつと
話してくるわ。」

俊太は花怜達にそう言って

部屋から出た。

あたしの手を握って…。

「俊太…??」

あたしが俊太の名前を

呼ぶと俊太は前を向いたまま

〝ん…??〟と言った。

「あの歌って…!!」

ぎゅっ─…

「美桜のことに

決まってんだろ…??」

俊太はあたしを

抱き締めながらそう言った。

「俊太っ…好きッ…」

「知ってる。てか…

好きじゃなかったら困る…」

この時の俊太はとても…

小さな子犬みたいだった。