もしも世界が美しかったら




「なれるよ、きっと。


いつかきっと、

あぁ、あの時
生きててよかったって、
この子を生んでよかたって、

今幸せなんだって、
思える時がくるんだから」



「…つ、うわあぁぁ!!」



突然女の子が泣きだすなんて、
周りから見たら
きっと怪しいだろうな



ユズはそういいながらも
握った手を緩めることは
しなかった…─