「………グログロ!…グログロ!…」
あまりに不吉だ。


妻はまだその不吉な音に気がついてはいない様子だった。
妻はいつもきまって4時前には起きるのに珍しい。

僕はリビングにいって、水を大きなグラスにそそぎ、一気に飲んだ。暑いせいか、すごく喉がかわいていた。
そして僕は大量の小便をし、またベッドへ戻った。
それはあたかもいつもの日常生活の習慣のようにおそろしく素早く、無駄な動きがなかった。

今日は仕事は休みだが、用事があって、忙しいので少しでも眠りたかった。
時計は4時15分をさしていた。