仕方ない、一人で散歩でもしょうかな?


部屋にはいり、着替えていると。


マイク放送。


『ムーンさん、なななんと、お待たせいたしました。男子寮の彼が面会です。』

ん?ん?きゃあ〜誰??


急いで階段をおりた。


ロビーにいたのは…



和也だった。



やっと、やっとこの時がきたよ。神様…


『オッス、久しぶり。』


『うん、久しぶり。』


もう、きっと頬と耳が赤いんだろうなぁ。恥ずかしい。


『ど、どうしたの…?』


『おぅ、ムーンに話があってな。』


はぁ〜とろけそう、和也。

いつもの妄想が…妄想が…

『な、なんの話??』


『仁から、なんか聞いてる?』


『じ、ん??何にも聞いてないよ。』


あいつ、言ってないのかよ。いきなり言いにくいよなぁ。



『あ、あん、ふぅ、俺、多分、最初にムーンにあった時から、スキなの…かな?』


気絶しそうだぁ。和也が私のこと…
えっ?罰ゲーム?聞いてみる?


『和也、和也、聞こえない…な、なん、』


おもいっきり、かんだぁ。声も裏返った…


『だから、お前がスキなの。』


『………』


ちょっと頬をつねってみる。い、い、生きてる。


『俺のこと…スキ…?』


そんなぁ、ストレートな…

『和也、なんかへん?』



えっっ、こんな時になぜに涙が…?