次の日


お昼まで寝てしまった。


そろそろ帰ろうかなぁ。



さくら寮まで、電車で30分、駅の改札を出て、歩いて15分。



今日はいい天気。左手には川がゆっくり、ゆっくり流れている。


私は川沿いを歩く。緑朸とした木々たちが、太陽の光を浴びて嬉しそうにしている。




ルルルルルン……




ルルルルルン…



『わぁぁ、びっくりしたぁ。くらちゃん、何してるの…?』



緑の服をきて、草むらに寝ている、くらちゃんを発見した。


『くらちゃん、緑、草と同化して、わかりにくいし…』


『ムーン、私ね、心の中で歌をうたっていたの…』


『くらちゃん、もしかして、それって、ルルルルルン……』


『ムーン、そうだよ。』



なんだとぉぉ、私はくらちゃんの心の声が、わかるっていうのかぁ??


しかも、前に歌っていたのは、ラララララン…だったよなぁ。
ルルルルルンに変わったっていうのかぁ??





その時、風が強くなり、白い光が上から、ゆっくり地面に向かって降りてくる。


ま、ま、ま、ま、まさかぁぁ、また、現われたの??


怖いよぉ〜