どうやら、男子も全員揃ったようだ。


男子も、あちこちで、女子の品定めをしている。


やっぱり、男子の目は、あやかと、さやかを見て、ギラギラしている。
二人に釘付けの状態である。


あやかも、さやかも、目をパチパチさせて、男子の品定めを、さりげなく、している様子。


美華先生が、可愛くしゃべりだした。


『きゃあ〜男子ぃ、いらっしゃいませ。私ね、美華よ〜よろしくね。 今日から、男子は隣の教室で、授業があるし、ウフッ、それにね、一週間、研修で女子と一緒になるから、ほんとっ、美華をよろしくぅ〜ね』

ふ〜ん、一週間も男子と一緒。


イケメン多いし、何にもなかったら、いいけどね〜。


その頃。



ХХ研修所、事務所。


りんりん教官がどこかに電話をしている。



『もしもし、福子、元気?久しぶりだね〜』


『りんりん教官、どうしたの…?』


『いやいや、今度の女子たち、なかなか根性ありそうな、子たちでさぁ、どうやって鍛えよう?って思ってたら、一週間後にくるはずの男子がもう来たんだよ。』



『あははははぁ〜りんりん教官、わざと、男子を早くにいかせたんだよ…
そしたら、男がらみで誰か辞めたら、雪崩のように、女子は辞めていく…それがあたし、楽しくって。
毎年、研修がおわったら、必ず誰か辞めるだろう?でも今年は、根性ありそうで、続きそうだったから、早めに男子を送りこんだんだよ…ウフフ』



人の不幸は蜜の味っていうけど、福子もなかなか、やるなぁ〜


りんりん教官は、感心しながら、電話をきった。


よし、明日も女子を鍛えてやる。
男子と一緒にして、恥でも、さらさすかぁ。



いやぁ〜楽しみが増えた。ルン。