「そういえば、あなた妹に会ったことないのよね??」
すこし笑いながら俺のほうをみてる
「なんだよ…」
すこし睨むとおふくろは俺を見るのをやめた
「今から来るのよ??この喫茶店で待ち合わせにしたの」
は??
なんでわざわざ俺の店を待ち合わせにすんだよ
カランカラン…
「剛ちゃん!来たよ〜あと、美嘉もここに用事があるっていうから一緒に来たんだけど!」
「麻妃、久しぶりだな」
「……うん」
「あの、剛さん!ここに来た人いますか??女の人なんですけど…」
美嘉ちゃんがそう言うとこちらの様子をうかがっていたおふくろが動いた
「美嘉!!ここよ」
!?
もしかして、妹って…
美嘉ちゃん!?
驚いている俺を心配そうに麻妃は話しかけてきた
「剛ちゃん??どうしたの??」
「あなたもいらっしゃい」
おふくろが俺を呼んだ
俺は調理場からでて椅子に座った
「あのさ、お母さん。なんで剛さんも一緒にいるの?」
「なんでいるのって、あなたたち兄妹ですもの」
「…え??」
やっぱり…
美嘉ちゃんが俺の妹だったのか
「あ、あの!!!」
ずっとこの一部始終を見ていた麻妃が口を開いた
「それは、本当のことなんですか??美嘉と剛ちゃんは兄妹なんですか??」
麻妃は驚いていた
「あら、あなたはどちら様??」
「美嘉の友人です」
「あら、そう。まあいいわあなたに言うわ」
おふくろはそういうと、麻妃にすべてを話始めた。

