「俺の父はいないんじゃ?」 「こいつ跡は継がぬ。と一点張りで海外に居たんだ。それでやっと連絡がとれて・・・」 「母さんの死に目にも会わなかった人を父とは認め難いです」 と俺が言うと眼鏡の男性が 一度頭を下げて 「父さん、いいんだ。それだけのことをしたんだから。」 「だがしかし・・・」 「南さん、また後日ゆっくりお話しましょう。では、父さんまた」 と綺麗な作法で部屋を 出て行った。