Boy Friend



次の日、





あたしはいつもと
変わらず、

美羽と仲氏と一緒に
寮から校舎に向かっていた。




「彼氏、できるかな・・・」




なんて、
仲氏の前で言っちゃう。




「・・・・出来るんじゃない?」




嫌味たらしく言う。




「・・・・だよねー」



あたしは静かに肩を落とした。




「なぁ、美羽は平山とどう?」



仲氏が美羽に視線を移す。




「もちろん、順調!!!!」




「ふーーん、ならよかった。」





「え?何かあんの!!!?」


「いや、気にするな」





美羽が心配そうな顔をする。





「楊、放課後いい?」